昨年の夏に中国のテレビ局の取材を受けました。
日本自殺予防学会会長の張賢徳先生の紹介ということで、たしか撮影のほんの少し前に蓮宝寺で撮影をしたいと連絡があり、訳も分からずハイと答えてしまったのが運の尽き。
当日になったら、住職も出てくださいと……。
張先生の手前、断りずらいのと、テレビのように顔が出るものは出たくないのですが、中国の放送だったら良いかと引き受けました。
(実際、今のところ全く反応はなくて安堵しています(笑))
明治維新から150年後の日本を中国の著名ジャーナリスト(らしい)の许知远さんが、様々な角度から考察する連続ドキュメンタリーということでした。
最初、日本の自死の多さには、武士の切腹の文化が影響しているのではという仮説を検証するというような話を聞いて、そんなことがあるかしら?と思っていました。
番組中、「切腹最中」の紹介を私がしていますが、これは上記意図に基づいて製作スタッフが持参したものを、私が出すという形で説明して欲しいということでしたので、「切腹が自死の多さに影響しているかもしれませんが、多くの日本人にとっては「切腹」は最中にできるくらい歴史的な遠い出来事になっているのではないでしょうか」と少し否定するような発言をしています。
中国語が読めませんので、私の発言がどう理解されているのかサッパリ分かりません(^^;
とにかく暑い中、長い撮影で、蚊にも刺されるし大変でしたが、小さい殺風景な寺が風情ある寺に映っていて、さすがプロだなと感心した次第です。
https://v.qq.com/x/cover/mzc00200g6qwp0v/c0957db1fq3.html
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