シンポジウム動画公開

今年の3月11日に武蔵小金井の宮地楽器ホール(のロビー)で開催された「生と死をみつめるシンポジウム」の動画が公開されました。

クローバーグループ・小金井祭典 – YouTube

私はこれといった見せ場はないのですが(笑)、橋爪謙一郎さんの基調講演はグリーフ(死別の悲嘆)についてとても分かりやすく説かれていますし、後半のシンポジウムも誰にでも訪れる死別にどう向き合い、やり過ごしたら良いのか、多くのヒントが散りばめられていると思います。

ただ、とても残念なのは、シンポジウムに登壇されている西尾温文さんが6月8日に急逝されたことです。
一緒にエッグツリーハウスという子どものグリーフサポートをする団体を立ち上げた仲で、亡くなる2日前にもお会いしてこれからの計画を聞かせてもらったばかりでした。
西尾さんの温かな人柄がとても伝わるシンポジウムですので、是非、ご覧いただきたいと思います。

分かち合いの会「つきあかり」

6月から府中市内で「つきあかり」という遺族の分かち合いの会がスタートします。
(6月は緊急事態宣言を受けてzoom開催)

死別の悲嘆(グリーフ)は人それぞれですが、大切な人を亡くした現実はすぐには受け入れられるものではありませんし、悲しさ、苦しさ、時には怒り、安堵感など様々な感情が湧いてきて、それを誰にも言えずに一人で抱えていらっしゃる方もいるでしょう。

そのような思いを誰に気兼ねすることなく、話せる場所が「つきあかり」です。
府中市内在住の看護師さんが立ち上げられて、私もほんの少しだけお手伝いをさせていただいています。

以下に「つきあかり」の開催予定等が記されたチラシとグリーフについて分かりやすく書かれた資料のPDFを添付いたしますので、ご参照ください。

つきあかりのチラシ

グリーフとわかちあいについて

オンライン患者サロン

2019年3月に東大病院の患者サロンというところでお話をしたことがあります。
入院・通院とわず、東大病院にかかっていらっしゃる患者さんやそのご家族のために、月に1回開かれるもので、毎回、最新治療法や保険の話など、多種多様なテーマとなっています。
その時の私のテーマは「心を落ち着けるには?『生きる』を考える」というもので、東大のサロン担当の先生に考えていただいたものでした。
重いテーマですが、私がそんな重厚な話ができるわけもなく、仏教の生老病死の話をいつもの感じでさせていただきました。
あれから2年が経ち、私の記憶も薄れてきたころ、再びご依頼をいただきました。
コロナの為、オンラインでの患者サロンとのことです。
参加される方の顔の表情が分かりにくいのと、話の脱線がしずらいので、どちらかといえばオンラインは苦手なのですが、東大病院で坊さんが話すという事実を積み重ねることは、医療と宗教の垣根を超える一助になるのではと思いまして、お受けすることにいたしました。
まあ肩ひじ張らずに気楽な感じで進めたいと思っております。
【2021/5/27】オンライン患者サロン「気持ちのつらさを分かってほしいとき~医療者以外への相談」を開催いたします。どなたでも参加できます。 – 東京大学医学部附属病院 がん相談支援センター (todai-gansodan.jp)

春の彼岸法要ご報告

今年の春の訪れは早く、先週末あたりが多磨霊園の桜の見頃でございました。昼間は薄手のシャツでも過ごせる暖かさですが、夜はいくぶん肌寒さが残っております。季節の変わり目ですので、みなさま、くれぐれもご自愛ください。

さて、今年の春の彼岸法要も昨年同様の無参集という形で3月20日13時よりお勤めいたしました。基本的に無参集ではありますが、檀家総代さんをはじめ、5家族12名のご参列をいただきました。ありがとうございました。

今回の彼岸法要には、例年と比較して、とても多くのご回向・お塔婆のお申込みをいただきました。みなさま、コロナ禍でなかなか墓参もかなわない中、ご先祖様や亡きご家族へのご供養のお気持ちを強く持たれていらっしゃるのではと拝察しながら、心を込めて一霊ずつご回向をさせていただきました。

また、新しい試みとして、阿弥陀さまに色とりどりのお花をお供えしました。(写真の右手前)こちらのお花、実は3輪ずつセロファンで包まれています。法要後、阿弥陀さまからのお裾分けとして、みなさまにお持ち帰りいただきました。コロナ禍では、これまでのようにお弁当をお出しすることもできません。せめて、阿弥陀さまからのお花をご自宅のお仏壇にお供えいただければと考案してみました。

法要後は、いつも通りその日のうちに、お塔婆を多磨霊園内各墓所に立てております。法要後に遅れてお申込みが届いた分については、その都度、ご本尊前にてご回向しておりますので、ご安心ください。

※写真には修正を入れてぼかしておりますこと、ご了承ください。

3月11日「生と死をみつめるシンポジウム」

3月11日14時半から武蔵小金井駅前の宮地楽器小ホールにて「生と死をみつめるシンポジウム」が開催されます。

私が大変信頼している葬儀社さん・小金井祭典の是枝社長が企画されたシンポジウムで、私もファシリテーター(進行役?)で登壇します。
是枝さんは、遺族が抱える死別・喪失による悲嘆(グリーフ)をどうサポートしていくかをいつも真剣に考えていらっしゃって、私自身、いつも学ばせていただいています。
その是枝さんのグリーフサポートの師匠である橋爪謙一郎さんが基調講演をされ、そのあと、橋爪さん、是枝さん、さらに私も良く知る西尾さん、狐島さん(子どものグリーフサポートの団体エッグツリーハウスを一緒に立ち上げました)がパネルディスカッションをおこないます。

入場無料でございますので、ご興味のある方は是非お申込みください。

Symposium-A4flyer_0223v2 ←A4チラシPDF

Symposium-B4posterv2 ←B4チラシPDF

実は、このシンポジウムは夜に開かれる「第8回バチカンより日本へ祈りのレクイエム」というコンサートの露払い的な意味もございます。
バチカンの枢機卿と日本の僧侶が間接的にタッグを組むという珍しい機会ともいえます。
コンサートは有料になりますが、こちらも是非ご参加いただければと存じます。

秋の彼岸法要ご報告

暑さ寒さも彼岸までというように、ここ数日ですっかり秋の空気になってまいりました。朝晩は肌寒さすら感じるくらいです。みなさま、体調管理にお気をつけてお越しください。

コロナの方は、ニュースで感染者数を聞くのも、すっかり慣れてしまいましたね。自粛生活にも我慢の限界を感じる人も多いようで、四連休の人出がそれを物語っていました。

さて、『信友』でご案内しました通り、秋の彼岸法要を無参集という形で9月22日13時よりお勤めいたしました。基本的に無参集ではありますが、檀家総代さんをはじめ、5名の参列をいただきました。

ご一緒に手を合わせていただく方がいると、ありがたく感じられ、読経にもより集中できるような気がいたしました。ありがとうございました。

とはいえ、いつ、通常通りの彼岸法要を再開して良いのか、素人には判断が難しいところです。網戸にして、エアコンをかけて、空気が流れるようにはしているのですが、いつものように50名前後の方が参集すれば、やはり密な状態になってしまうでしょう……。来年の3月には、お食事は無理でも、本堂と客間に分散してお座りいただき、法話・法要が勤められるといいなと思います。

お申込みいただいたご回向もしっかりさせていただきました。いつも通りお塔婆を並べ、塔婆供養もいたしました。その日のうちに、多磨霊園内各墓所に立てております。法要後に遅れてお申込みが届いた分については、その都度、ご本尊前にてご回向しておりますので、ご安心ください。

施餓鬼法要では、短い動画をホームページに公開しましたが、今回は檀信徒のみ限定公開の形で動画を作成しました。檀信徒で閲覧ご希望の方はメールをお送りください。

コロナの影響で、春以降、ごく少人数でのご法要も増えてまいりました。親族が集まる法要とはまた違った妙味があるようにも感じます。蓮宝寺では、換気・消毒等、感染対策に注意を払っておりますので、ご親族集まってのご法要でも、お一人でのご法要でも、安心して亡き方と向きあえる時間をお過ごしいただきたいと思います。

追伸 彼岸法要を境としまして、夏用の簀戸障子から、紙障子に入れ替えました。なかなか重労働で姉ともどもヘトヘトになりました(笑)

 

中国のネットTV番組

昨年の夏に中国のテレビ局の取材を受けました。
日本自殺予防学会会長の張賢徳先生の紹介ということで、たしか撮影のほんの少し前に蓮宝寺で撮影をしたいと連絡があり、訳も分からずハイと答えてしまったのが運の尽き。
当日になったら、住職も出てくださいと……。
張先生の手前、断りずらいのと、テレビのように顔が出るものは出たくないのですが、中国の放送だったら良いかと引き受けました。
(実際、今のところ全く反応はなくて安堵しています(笑))

明治維新から150年後の日本を中国の著名ジャーナリスト(らしい)の许知远さんが、様々な角度から考察する連続ドキュメンタリーということでした。
最初、日本の自死の多さには、武士の切腹の文化が影響しているのではという仮説を検証するというような話を聞いて、そんなことがあるかしら?と思っていました。
番組中、「切腹最中」の紹介を私がしていますが、これは上記意図に基づいて製作スタッフが持参したものを、私が出すという形で説明して欲しいということでしたので、「切腹が自死の多さに影響しているかもしれませんが、多くの日本人にとっては「切腹」は最中にできるくらい歴史的な遠い出来事になっているのではないでしょうか」と少し否定するような発言をしています。
中国語が読めませんので、私の発言がどう理解されているのかサッパリ分かりません(^^;
とにかく暑い中、長い撮影で、蚊にも刺されるし大変でしたが、小さい殺風景な寺が風情ある寺に映っていて、さすがプロだなと感心した次第です。

https://v.qq.com/x/cover/mzc00200g6qwp0v/c0957db1fq3.html
https://v.qq.com/x/cover/mzc00200g6qwp0v/p0958zpfi6c.html

令和2年施餓鬼法要のご報告

今年の梅雨は「梅雨らしい」というシトシトとした雨ではなく、豪雨となって各地に多くの被害をもたらしました。首都圏はそこまでの被害はありませんでしたが、信友のみなさまのご親族、ご友人の中には被害に遭われた方がいらっしゃるかもしれません。お見舞い申し上げます。
第一波が収まったのでは?と思ったのも束の間、再び東京では連日200人前後の感染者数が報告されています。出口の見えないコロナ禍そのものに加え、テレビや新聞からの不確かな情報に疲れてしまいますね。
さて、春彼岸に続き、夏の施餓鬼法要もウイルス感染予防のため無参拝という形式で、7月12日13時よりお勤めいたしました。基本的に無参拝ではありますが、『信友』に「当日、墓参等で近隣にお越しの際、法要にお立ち寄りいただくのは構いません」と記させていただいたように、当日、3名の参列がございました。
施餓鬼法要はご本尊と相対する形で施餓鬼壇という祭壇を設け、途中、そちらに移動しての読経、また祭壇に向かっての読経があり、導師はせわしない法要です。例年、お手伝いいただく先輩僧侶が、細かくフォローしてくださるのですが、今年は1人でテンヤワンヤ。暑さの汗か冷や汗か、とにかく汗たらたらでした。
これらの様子を、個人情報の回向の部分などを除いて10分ほどにまとめてみましたので、下記に掲載いたします。
この状況が続くと秋の彼岸法要も無参拝法要となるかもしれません。しばらくは寂しいですが、健康が第一。早く安心して、皆さまと手を合わせられる状況になることを願ってやみません。
通常のご法事では、「客間・本堂を網戸にしての換気徹底」、「玄関にアルコール手指消毒液の設置」、「間隔をあけて座席配置」、「マスクのまま法要参列の励行」など安心してお参りいただけるよう勤めています。ただし、可能性はゼロにはできません。ご不安のある方は遠慮なさらずに延期をお申し出ください。
みなさまも、くれぐれもご自愛されてお過ごしくださいませ。

今年の施餓鬼法要

明日、7月12日、蓮宝寺の施餓鬼法要を行いますが、春彼岸と同様に参集しない形をとります。
私一人でおつとめいたします。
檀信徒のみなさまには13時にお仏壇の前でお手を合わせていただければと思います。

【僧侶向け案内】宗教者と若年者の自殺を考えるZoomセミナー

知人で元防衛医科大学校精神看護学教授の高橋聡美さんから、「宗教者と若年者の自殺を考えるZoomセミナー」の案内をいただきました。
長年、自殺予防教育、自死遺族・遺児支援に携わり、自死が発生した教育現場への危機介入をされてきた高橋さんが、宗教者の力が必要だと痛感して、企画されたとのことです。

7月5日(日)17時~19時、7月29日(水)10時~12時の2回開催(都合の良い方を選んでくださいとのこと)で、参加費2,000円となっています。

ご関心のある方はファイルをご覧ください。
また、お知り合いに関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、シェアをしていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

僧侶と若者の自殺を考えるセミナー案内