住職紹介

小川有閑

第三世蓮宝寺住職
昭和52年生まれ
芝学園→早稲田大学政治経済学部→広告会社勤務→東京大学大学院→博士課程満期退学→現在に至る。
平成28年3月7日に浄土宗から住職認証をいただきました。
住職のほかに、大正大学地域構想研究所・BSR推進センター主幹研究員、浄土宗総合研究所研究スタッフ、いくつかの非常勤講師など研究の分野に片足を突っ込んでおります。
また、自死・自殺に向き合う僧侶の会正会員、
一般社団法人自殺予防と自死遺族支援・調査研究研修センター理事など、自死予防・自死遺族支援の活動もしております。
ちなみに英語は全く話せません…

◆今までに書いた論文等
「新聞・宗教・文明開化―明治初年の新聞に見る教部省政策をめぐる議論の変遷」『東京大学宗教学年報』第23号
「井上毅の国体教育主義における近代国学の影響」『東京大学宗教学年報』第26号
「自死者のゆくえ―僧侶なりの自死遺族支援の形―」『現代宗教2011』(国際宗教研究所、2011年)
「自死者と遺族の対話―宗教的グリーフケアへの一視座―」『死生学年報2012』(東洋英和女学院大学死生学研究所、2012)
「明治憲法制定に至る国体論―国家神道成立過程の一断面―」『大正大学宗教学年報28』、大正大学宗教学会、2013年)
「自死予防活動に従事する僧侶のセルフケアと変容」(『佛教文化研究61』、2017年)

【書評】
池上良正『死者の救済史―供養と憑依の宗教学』(角川書店、2003年)(『東京大学宗教学年報』第21号、東京大学宗教学研究室、2003年)
江島尚俊・三浦周・松野智章編『近代日本の大学と宗教』(法蔵館、2014年)(『宗教学年報』第29輯、大正大学宗教学会、2014年)
大谷栄一編『ともに生きる仏教―お寺の社会活動最前線』(筑摩書房、2019年)(『宗教と社会貢献』、宗教と社会貢献研究会、2019年、61-71頁)

【研究ノート・報告等】
「教育基本法改正をめぐる仏教界の動向」(『国際宗教研究所ニュースレター47号』、国際宗教研究所、2005年)
「伝統仏教はどう社会問題に関わるのか―第二四回世界仏教徒会議」(『宗教と現代がわかる本2009』、平凡社、2009年)
「東京大学所蔵嘉興蔵の伝来過程~瑞聖寺から東京大学にいたるまで~」(文部科学省科学研究費補助金特定領域研究(平成17年度発足) : 東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成 : 寧波を焦点とする学際的創生, 平成17年度〜平成21年度.仏教道教交渉班「宋元明における仏教道教交渉と日本宗教・思想」研究成果報告書『東京大学総合図書館所蔵嘉興大蔵経 目録と研究 Ⅱ研究編』、横手裕/末木文美士/渡辺麻里子監修、 東京大学大学院人文社会系研究科、2010 年)
「医療・仏教・死の現場―海外の事例が日本に示唆するもの―」(ジョナサン・ワッツ共同執筆)(総研叢書第7集『共に生き共に往くために―往生と死の準備―』、浄土宗総合研究所、2012年)
「寺院間ネットワークと地域社会のつながり : 浄土宗浜通り組青年会の活動から (中間報告・東日本大震災と宗教 : 福島県いわき市の事例から)」(『宗教学年報 27』、大正大学宗教学会、 2012年)
「ボーズ・ビー・アンビシャス!!と超宗派ムーブメント」(『国際宗教研究所ニュースレター76号』、国際宗教研究所、2013年)
「死別体験のある子どもとその後」(シンポジウム発題概要)(東洋英和女学院大学『死生学研究所死生学年報2017』、リトン、2017年)
「僧侶による〝脱〟社会活動――自死対策の現場から」(西村明編『いま宗教に向きあう2 隠される宗教、顕れる宗教<国内編Ⅱ>』、岩波書店、2018年)
「超高齢社会における寺院・僧侶の可能性」(『認知症ケア事例ジャーナル』、2020年)
「地域における寺院の社会的責任 ― 月刊『地域寺院』を資料として ―」(『地域構想』1.2019年)
「格差が拡大する超高齢社会で問われる寺院の社会的責任とは何か!?」(『月刊住職』2020年2月号・3月号)
「川崎区における地域活動の展開過程とその要因―池上新町町内会の「見守り、つながりの輪」を事例に―」(『地域構想』2.2020年)