蓮宝寺の客間は二月堂机に座布団という古式ゆかしい(?)ものでしたが、近年、椅子を必要とする方が増えてまいりました。
そのような場合、本堂で使用している椅子を客間に持ってきて、座っていただいていたのですが、どうも高さが釣り合いません。
さて、どうしたものか。テーブル席に変えてしまうか。でも、二月堂机はまだまだ健在でもったいない。
いろいろ思案した結果、二月堂机になんとか釣り合うような高さの椅子を導入することに。
全30脚のため、彼岸法要・施餓鬼法要などでは足りずに、座布団復活の可能性もございますが、通常の法要で30名を超えない場合は、椅子を利用していただけるようになりました。
作成者アーカイブ: Yukan@Renpouji
國學院大學オープンカレッジの報告
今月20日に國學院大學と全日本冠婚葬祭互助協会が共催する「オープンカレッジ特別講座 豊かに生きる-納得できる死を迎えるために-」に出講してまいりました。
私が担当するのは「死とグリーフケア」と題するものでした。
聴講された方がブログに報告をしてくださっているので、こちらにリンクを添付いたします。
http://d.hatena.ne.jp/shins2m+tenka/20151021/p1
ブログ中にも出ていますが、寅さんの話をしています。
寅さんは決して癒してあげようという気持ちを持って接するわけではなく、ただただその自然体で人間の弱さを受け入れる姿勢、そしてユーモアによって人を癒しているのではないか。
そんな話を少しいたしました。
今月は真言宗智山派の伝法院さんの公開講座で「終活とエンディングノート」で講義をしたり、なんだかアウェーの場所での仕事に緊張いたしました。
10月のライフエンディング研究会
10月の研究会は10月29日(火)19時~21時、武蔵野プレイスにて開催しました。
今月は、日本財団の職員さんに遺贈についてお話いただきました。
遺産を社会貢献活動に使ってもらいたい、そんな人々の思いの受け皿になるのが、遺贈というシステムです。
遺贈の相談のはずが、それだけにとどまらず、ライフエンディングに関する様々な相談になっていくことが多いようで、終活支援という側面もあるように感じました。
今回は17名も参加がありました。
当初は5,6名の参加者でしたが、徐々に参加をしてくださる方が増え、現在は10名を超えることが当たり前になってきました。
主催者(?)としては、嬉しいと同時に、ライフエンディングの問題がますます喫緊の課題になっている裏返しにも感じます。
現在使用している武蔵野プレイスの部屋は、定員13名・20名・40名とあるのですが、このまま増えていくと40名部屋を借用することになるのかとちょっとうろたえています。
研究会後は、8名で懇親会に行き、議論を深めることができました。
9月のライフエンディング研究会
11月29日 講演会「死から学ぶ」
副住職が理事をつとめております一般社団法人The Egg Tree Houseでは11月29日(日)に武蔵境で「死から学ぶ」と題した講演会を開催します。
緩和ケア病棟で多くの看取りをされてきた奥野滋子医師の基調講演、葬儀・看護・教育の現場でそれぞれに豊かな経験をお持ちの是枝嗣人氏、渡辺美奈氏、大熊雅士氏によるディスカッションなどを通じて、「死」を考えてみたいと思っています。
- 日時:2015年11月29日 14:00~16:00
- 場所:武蔵野スィングホールレインボーサロン(東京都武蔵野市境2丁目14 番1号)
JR 中央線武蔵境駅北口、西へ徒歩2分 - 申込み:完全予約制
- 定員:160人
- 参加費:1,000円
- 講師:
– 奥野 滋子 (湘南中央病院 在宅診療部長)
– 是枝 嗣人 (小金井祭典㈱代表取締役/The Egg Tree House ファシリテーター)
– 渡ター辺 美奈 (武蔵野赤十字病院がん相談支援センター看護師長)
– 大熊 雅士 (NPO 法人元気プログラム委員会副理事長/カウンセリング研修センター学舎ブレイブ室長) - 14:05~ 第1部 講演 「死から学ぶ1」奥野滋子
- 14:35~ 10分スピーチ
– 是枝 嗣人「お葬式は種まき拡がる・グリーフワーク」
– 渡辺 美奈「1人ひとりを大切に」
– 大熊 雅士「大切な人を失う時」 - 15:05~ 休憩
- 14:35~ 10分スピーチ
- 15:15~ 第2部 パネルディスカッション「死から学ぶ」
奥野滋子、是枝 嗣人、渡辺 美奈、大熊 雅士 - 15:45~ The Egg Tree Houseの紹介
詳細は下記アドレスおよびチラシをご覧ください。
http://www.eggtreehouse.org/event/event_201511.html
7月・8月のライフエンディング研究会
7月のライフエンディング研究会は20日(月)に武蔵野プレイスで開催されました。
この日の参加者は12名。
テーマはチャイルドライフスペシャリスト(CLS)についてでした。
CLSとは、病院にいる(入院・通院)子どものケアを専門とする職業で、現在は欧米で資格を取得することができます。
今回は、この夏からアメリカに留学をして、CLS取得を目指す私の知人に無理をいってプレゼンをしていただきました。
主に遊びを通じて、病気を抱えた子ども・家族が治療中の子どもに寄り添うことになるのですが、当然、子どもが死を迎えることもありますし、子どもが親・兄弟を見送らねばならないこともありますから、過酷な仕事でもあります。
まだまだ日本では耳慣れない資格ですが、話を聞いていますと、その必要性がよく分かります。
そのためか、参加者からは次々と質問が出て、あっという間にお開きの時間に。
続きは3年後、知人がCLSとなって帰国した時にということになりました。
8月のライフエンディング研究会は18日(火)に武蔵野プレイスにて行われました。
今回は参加者、16名の盛況。
テーマは①自殺対策円卓会議、②普門院診療所の訪問報告、でした。
自殺対策円卓会議の世話人である竹島さんに会議の趣旨をお話いただき、参加者との質疑の時間としました。
普門院は、栃木県益子町にある真言宗豊山派のお寺なのですが、ご住職が医師でもあり、そのご住職が境内に診療所や老人保健施設を設置して、運営しているのです。
そちらに私と以前に講師をお願いした岡村さん、私の同僚Tさんと訪問をしたので、その報告でした。
今回もあっという間にお開きの時間となりましたので、近くのお店でその続きと相成りました。
(なんと16人中、15人が参加!)
写真は8月の様子です。
先日の教会での対談
7月19日に府中・分倍河原にある聖マルコ教会でおこなわれた私と中村邦介牧師の対談の記事が仏教タイムスに掲載されました。
ご笑覧いただければと存じます。
また、主宰の脇濱さんのブログにも報告が載っています。
ご参考までに。
http://ameblo.jp/shimoumadentc/entry-12052414011.html
教会で牧師さんと対談をします
府中(分倍河原)にある聖マルコ教会さんで対談をおこないます。
聖マルコ教会さんを会場として、今年5月から毎月「市民と介護を考えるカフェ『オリーブの木』」が開かれています。(教会が主催ではなく、「オリーブの木」が主催です)
そのリーダーの脇濱さんという歯科医の方とたまたま共通の知人がいて、そのご縁で、7月19日に「喪失の悲しみをどう乗り越えるか?~宗教を超えて語ろう!~」と題した牧師さんとの対談をする運びとなりました。
特に準備したりせず、その時・その場の流れに身を任せて、自由に話せばいいかなと考えております。
チラシを添付しますので、ご興味のある方はご覧ください。
6月のライフエンディング研究会
6月29日にライフエンディング研究会の定例会を開催しました。
今回は新宗教教団のGLAの広報担当の方にお越しいただき、教団としてのライフエンディングへの取り組みをお話いただきました。
参加者はGLAのお二人を含めて、16名。
教団独自の葬儀や八ヶ岳に納骨施設を建設するなど、しっかり時代に合った取り組みをされていらっしゃるGLAさん。
会員のご家族と葬儀社の間に、信者さんのボランティアが葬儀コーディネーターとして入り、しっかり遺族が納得できる葬儀が行えるような体制を持っていたり、納骨施設が信仰と直結していたり、大きな学びとなりました。
参加者からは、たとえば、葬儀コーディネーターはどう育成するのか、後継者が信仰を変えた場合に遺骨の返還を求められたらどうするのか、といった、さまざまな角度からの質問が出され、活発な研究会となりました。
私は、GLAの納骨施設の話を聞きながら、寺院と境内墓地というのも、信仰と納骨施設が一体化したものかもしれない、今はそういう認識が薄らいできているが、、、などと思いを巡らしていました。
7月3日の中外日報に研究会の記事が掲載されていますので、研究会の写真とともにこちらに貼付いたします。
ライフエンディング研究会・小平霊園ツアー報告
5月27日、ライフエンディング研究会で小平霊園ツアーをおこないました。
真夏のようなひざしのなか、15時に小平霊園管理事務所前に集合。参加者は遅れてこられた方を含め9名でした。ガイドは近藤石材店の渡邉さんにお願いしました。
まずは、合葬墓を見学。こちらは1号墓・2号墓が並んでいます。

向かって左の1号墓は平成10年、右の2号墓は平成20年にできたようです。都内に3年以上継続して居住している人が申し込めます。
毎年10月1日(都民の日)には献花式をおこなっているのですね。

1号墓の献花台です。1号墓・2号墓をひとつの屋根がつなぐようになっています。

こちらに納骨する際には、献花台の上に骨壺や位牌を安置して、読経等を行ない、実際に納骨施設のなかには職員のみが入ります。合葬墓の裏手にその入口が見えます。こちらから職員が地下に入っていくのでしょう。

合葬墓に入っている方のお名前は、希望されれば、かたわらに立っている墓誌に刻むことができます。(有料)

続いて、最近できた小型芝生埋蔵施設に移動です。


白い石板になっているのは、まだ使用されていないところですから、新しい墓所ということが分かります。開けてみたらゲジゲジさんが慌てて出てきました。こちらもビックリしました(@_@。
中の構造の説明が掲示されていました。

蓋をあけるとすぐカロート(収骨室)になっていて、使用時は、家名等を記す墓石と蓋石が一体となるタイプです。
こちらは都内に5年以上継続しての居住が条件となっています。貸付時使用料は2平米で172万円ということで、見た目は小スペースのお墓と思いますが、実際は2平米を使用するのですね。小平霊園の一般墓所使用料1平米あたり80.6万円とくらべて、割高に感じますが、通常、2平米の一般墓所を建てるには、工事費(石代など含む)が150万円前後かかることを考えると、こちらにはおそらくそこまでかからないでしょうから、コストは高いとはいえないかもしれません。
墓石のタイプは主にこちらの2種類があるようです。

右のお墓は、花立を墓石内に組み込んでいるタイプ。左は墓石の前にお花を斜めに寝かせるようになっています。左端の底の部分には、水が抜ける穴が開いていて、おそらく腐ることなく、枯れていくようにと考えられているのでしょう。参加者のみなさんは、左のスタイルが目新しかったようです。
芝生墓地ですので、お線香は芝に燃え移る可能性があり、あげられないようになっています。お線香は芝生墓地を見渡せるところに設置された線香台にてあげることになります。

ここで納骨をする際には、僧侶はどうするのかな?などと考えていましたが、ゴザでも敷いて、正座をして読経するのが墓石のサイズとマッチするような気がしますね。
こちらが樹木墓地。
そして、こちらが樹林墓地です。
すみません、分かりにくい写真ばかりで…。
どちらも最近できたばかりの墓所で、木が生い茂っているという状態ではなく、まだまばらに植えられています。
樹木墓地・樹林墓地とも都内に3年以上の在住が条件。どちらも遺骨を納骨袋に入れての埋葬になるそうです。樹林墓地は、遺骨を粉状にして(粉骨)埋葬することも可能で、そちらの場合、使用料も安くなります。どちらも職員だけで行われるので、遺族は立ち会えません。
樹林墓地はこの樹林のある小高い丘の下に、共同の埋蔵施設があり、そこに職員が埋蔵(多くの遺骨と一緒に埋葬という形)、遺骨ですと1体13.1万円、粉骨で4.3万円と資料には書いてあります。
一方、樹木墓地は、シンボルとなる樹木の周辺に遺骨を個別に30年間埋蔵し、その後、共同埋蔵になる仕組みだそうです。こちらは1体18.4万円、基本的に粉骨は設定されていないようです。
ガイドをしていただいた渡邉さんも立ち会ったことがないので、職員さんから聞いたお話ということで説明してくださいましたが、都でやっていることなのだから、写真等で情報を開示できないものかと私などは思ってしまいました。多磨霊園の合葬墓でお勤めをすることがありますが、遺骨は職員さんが持って行ってしまい、どのような部屋や棚に安置されるのか、遺族が知る由もないというのは、何か釈然としないものがありますね。
その後、ツアー参加者の縁の人が眠るお墓にお詣りをしたり、壁墓地や芝生墓地を見学したりしまして、2時間にわたる充実したツアーはお開きになりました。


小平霊園をゆっくり歩くのは今回が初めてでしたが、道が広々としていて、うっそうとした木々もなく、とても開放的で明るい霊園だなと感じました。都営霊園でありながら、小型芝生墓地や合葬墓、樹林葬・樹木葬など、新しい形態のお墓が続々とあらわれ、またニーズもあるようですので、今後も小平霊園を現代のお墓事情の羅針盤の一つとして観察していきたいと思います。
※今回の報告にある使用料等は変更される可能性がありますので、最新・正確な情報は東京都公園協会のホームページや霊園管理事務所にてご確認ください。

















