葬祭のマナー?

冠婚葬祭のマナーに関する本はたくさんありますが、遺族にかける言葉に触れている本はどれくらいあるのでしょう。
先日、自死遺族の方とお寺でお茶をしていて、葬儀の際に「あなたがお母さんを支えてあげてね」という言葉がどれほど無神経な言葉に思えたかという話になりました。
「だったら、あなたが支えてください」、「私はつらくないと思っているのですか?」という気持ちになり、受け入れられなかったそうです。
こうした話は、他のご遺族からも聞くことがあります。
たとえば、小さいお子さんを亡くした方で、他にきょうだいがいる場合などに、「まだ○○ちゃんがいてくれて良かったね」と言われても、死別後まもない葬儀のタイミングで、わが子を亡くした悲しみが薄まるはずはないですよね。
おそらく、なんと言葉をかけて良いか分からず、何かプラス材料を探し出して言葉掛けすることが遺族にとって良いのだと思ってのことなのでしょうが、一方で、それは、遺族の悲しみを受け止める覚悟がない、直視したくないという気持ちのあらわれとも言えます。
善意のつもりでも、遺族の気持ちを逆撫でするようでは善意とは言えません。
そのご遺族は「余計なことはいわなくていいから、ただ「大変でしたね」でいいんですよ」とおっしゃっていました。
(私ももしかしたら葬儀の席で、無神経な言葉をかけているのではないかと不安になりましたが)
マナーとは相手への配慮といってもよいでしょう。、
服装や香典の包み方などの形だけでなく、どんな言葉をかけたらよいのか、相手の心情への配慮というマナーのもっとも重要な部分を、多くの人が自然におこなえる世の中になりますよう、私も微力ながら精進したいと思います。

5月のライフエンディング研究会のお知らせ

5月のライフエンディング研究会は小平霊園を歩きたいと思います。
最近のお墓事情に合わせるように、小平霊園では樹木葬・樹林葬、合葬墓を設けています。
こうした都立霊園でも目立つ動きを見せる小平霊園を石材店さんのガイドのもと、実際に見学をする予定です。
また、未定ですが、職員さんにもお話をうかがえればと考えております。
日時は5月27日(水)15時からの予定です。
ご関心のある方は本サイトの問い合わせフォームからご連絡ください。

4月のライフエンディング研究会

去る4月28日に武蔵境・武蔵野プレイスでライフエンディング研究会の例会を開きました。
今月は、近藤石材店さんに石材店の実務とそこから見えてくるお墓を取り巻く諸問題についてお話いただきました。
参加者は僧侶、行政書士、牧師、医師、市議、グリーフカウンセラー、記者など13名でしたが、石材店のお仕事について知らないことが多く、目からうろこの2時間でした。
そのあとは近くの中華料理店にてさらに議論を深めました(笑)

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國學院大學オープンカレッジ特別講座「豊かに生きる-納得できる死を迎えるために-」

國學院大學と一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会・互助会保証株式会社の共催によるオープンカレッジ特別講座「豊かに生きる-納得できる死を迎えるために-」の4講目(全5講)に出講します。
3月25日が締め切りだったようですが、全互協さんのホームページによると、まだ受付中のようです。
http://www.zengokyo.or.jp/muen/index.html
5講目が玄侑宗久さんで、なんで私がここに並んでいるのかよく分かりませんが、、、

チラシ

自死者追悼法要「倶会一処 ~ともに生き、ともに祈る~」

本年も6月10日に港区芝・増上寺を会場に自死者追悼法要が催されます。
今年で7年目を迎えます。
ご家族や恋人、大切な方を自死で亡くされ、悲しさやつらさを一人で抱えていらっしゃるご遺族は少なくありません。
この法要では、自死遺族の方々が、亡き人とゆっくり向きあい、語り合えるような場となることを目指しています。
皆さまと僧侶とが、安心して手を合わせられる時間をつくってまいりたいと思います。

日時:2015年6月10日(水)
17:00    受付開始
18:00    法要
19:15ごろ  法話会
19:30ごろ  解散予定
場所:浄土宗大本山増上寺 安国殿
対象:大切な方を自死で亡くされた方 定員70名
(浄土宗の法要を行いますが、ご参加の方のご宗旨は問いません)
持ち物、服装:特にありません。
亡き方にお手紙をおそなえする儀式を行いますので、お手持ちの便せんなどにつづって封をして当日お持ちください。
参加費:無料
当日会場に喜捨箱を設置し、来年以降の活動に使わせていただきます
申し込み:以下のいずれかに、参加人数とお名前、ご連絡先をお伝えください。
・電話(5/1より)080-3531-4079
・FAX 03-5472-4567
・郵便 105-0011 東京都港区芝公園4-7-4
浄土宗東京教区教務所内「ともに祈る」係
・メール tomoniinoru●gmail.com(●を@に変えてご送信ください)
主催:浄土宗東京教区教宣師会
後援:自死・自殺に向き合う僧侶の会 http://www.bouzsanga.org/

H27ともに祈るチラシ

エッグ・ツリー・ハウスのファシリテーター養成講座

私が理事をつとめておりますThe Egg Tree Houseのファシリテーター養成講座の日程が決まりました。
エッグツリーハウスのプログラムにファシリテーターとしてかかわっていただくためには、本講座を修了することが必要になります。
また、ファシリテーターとしてかかわるつもりはないけれども、自己研さんのために受講されてもかまいません。
(過去には岡山や仙台からも受講された方がいらっしゃいました。)
定員に達した場合にはお申込みいただいてもお断りする場合がございますこと、あしからずご了承ください。
http://www.eggtreehouse.org/activity/griefcare_facilitator.html

2月のライフエンディング研究会

細々と毎月開催しておりますライフエンディング研究会も今回で丸2年となりました。
おかげさまで参加者も徐々に増え、多種多様な専門家の方に集っていただいています。
今回は認知症の専門医・研究者の方に「認知症介護と宗教に関する考察」と題してお話いただきました。
参加者の顔ぶれは、葬儀社、石材店、行政書士、僧侶、牧師、保険会社、市議会議員など合わせて13名。
認知症とひとくちにいっても、関わる場面がそれぞれ異なりますので、質疑もいろいろな角度から活発になされました。
個人的には、長年連れ添った伴侶を亡くした方が一時的に認知症の症状を見せることがあるという話にハタと気づくことがありました。(たとえば法事の確認を一日に何度もしてしまう、など)
高齢社会、在宅医療の促進など、今後の地域社会を考える際に、認知症について学び、向き合う必要を感じる研究会でした。

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