お坊さんと話す機会

最近は、僧職系男子に癒されたいといった人が増えていると耳にします。
お坊さんと交流するイベントやお寺で開催されるカフェも盛況のようです。
菩提寺がない方はそういうところに行くしか僧侶と触れる機会がないのかもしれませんが、もし菩提寺とお付き合いがあるなら、わざわざそういうところに行かないで、菩提寺の和尚さんと飲みにでも行けばいいのになと思ってしまいます。
お坊さんの恰好をして、一般人/僧侶の線引きが明確な状況では、僧侶は、ある意味、武装していると言えますし、外見を装おうことで自分を守っているとも言えます。
意地悪な見方をすれば、「僧侶」という殻をかぶって、自分をさらけださなくて済むとも言えるかもしれません。
(参加する一般の方も、「僧侶」というあるべき姿・理想像を求めているとしたら、それで良いのかもしれませんが。)
その点、飲みにいけば、鎧を外した状態ですから、その僧侶個人の人間性が見えてくる。外面を装っているだけなのか、中身も僧侶らしい何かを持っているのか、持っていなくても人間的に面白い人なのか否か、、、
いつもは真面目な法話しかしない和尚さんが飲んでみたら意外と人間らしい人だったという発見が待っているかもしれません。
数年に一度の法事の時だけの付き合いではお互いによく分かりあえるわけはないわけで、たまに飲んで本音で話すことが、ひょっとすると良い法事・良い葬儀につながっていくのではないかと睨んでいます。
(ちなみに私も檀家さんと飲みに行くことがございます。問い合わせフォームからお気軽にお声掛けください(笑))