3月に2度の降雪、しかも彼岸に入ってからの降雪には驚きました。しかし、22日の彼岸法要当日は20度を超えるポカポカ陽気に恵まれました。
今回、私の大学時代の先輩で30年来のお付き合いになります杵屋喜太郎さんに長唄の解説と実演をしていただきました。私の思い付きで企画した長唄講演でしたが、多くの方に興味を持っていただけたようで、47名とコロナ禍以降では最多のご参列をいただきました。三味線の杵屋五之吉さんと二人での演奏は、私もすぐ間近で拝聴し、大迫力ですっかり聞きほれてしまいました。ご参列のみなさまも古典芸能の世界を堪能していただけたのではないかと思います。
法要は虎ノ門・栄立院の福西上人と西調布・光岳寺の内田上人に出仕していただき3人でおつとめいたしました。喜太郎さんの鍛錬した美声を拝聴した直後でしたので、みなさんの耳が肥えている状態での法要にいささか緊張いたしました。僧侶も日々鍛錬が必要だとあらためて自戒した次第です。
なお、施餓鬼法要は7月5日(土)を予定しています。
4月に入り、いよいよ春本番ですね。(今日はものすごく寒いですが)みなさま、くれぐれもご自愛の上、春を楽しまれてください。