令和2年施餓鬼法要のご報告

今年の梅雨は「梅雨らしい」というシトシトとした雨ではなく、豪雨となって各地に多くの被害をもたらしました。首都圏はそこまでの被害はありませんでしたが、信友のみなさまのご親族、ご友人の中には被害に遭われた方がいらっしゃるかもしれません。お見舞い申し上げます。
第一波が収まったのでは?と思ったのも束の間、再び東京では連日200人前後の感染者数が報告されています。出口の見えないコロナ禍そのものに加え、テレビや新聞からの不確かな情報に疲れてしまいますね。
さて、春彼岸に続き、夏の施餓鬼法要もウイルス感染予防のため無参拝という形式で、7月12日13時よりお勤めいたしました。基本的に無参拝ではありますが、『信友』に「当日、墓参等で近隣にお越しの際、法要にお立ち寄りいただくのは構いません」と記させていただいたように、当日、3名の参列がございました。
施餓鬼法要はご本尊と相対する形で施餓鬼壇という祭壇を設け、途中、そちらに移動しての読経、また祭壇に向かっての読経があり、導師はせわしない法要です。例年、お手伝いいただく先輩僧侶が、細かくフォローしてくださるのですが、今年は1人でテンヤワンヤ。暑さの汗か冷や汗か、とにかく汗たらたらでした。
これらの様子を、個人情報の回向の部分などを除いて10分ほどにまとめてみましたので、下記に掲載いたします。
この状況が続くと秋の彼岸法要も無参拝法要となるかもしれません。しばらくは寂しいですが、健康が第一。早く安心して、皆さまと手を合わせられる状況になることを願ってやみません。
通常のご法事では、「客間・本堂を網戸にしての換気徹底」、「玄関にアルコール手指消毒液の設置」、「間隔をあけて座席配置」、「マスクのまま法要参列の励行」など安心してお参りいただけるよう勤めています。ただし、可能性はゼロにはできません。ご不安のある方は遠慮なさらずに延期をお申し出ください。
みなさまも、くれぐれもご自愛されてお過ごしくださいませ。